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国鉄金沢局1973年(昭和48年)
国鉄金沢局1973年(昭和48年)

宇奈月温泉 開湯50周年 記念入場券

黒部渓谷の玄関口にある宇奈月温泉は、1923年(大正12年)11月22日に開湯した。温泉地の歴史としては比較的新しいが、電源開発と観光地というふたつの面から支えられ、短い期間で富山県でも最大規模の温泉地に発展していった。

本券は開湯から50年になることを記念して国鉄が発行したものである。宇奈月温泉にある宇奈月温泉駅は、富山地方鉄道の駅なので国鉄は関係ないようなものだけど、当時は大阪から急行「立山」が乗り入れており、この年の秋には名古屋からの急行「うなづき」の運転がはじまるなど、国鉄とも縁の深い温泉地である。

表面はそんな国鉄列車の写真を選びそうなものだけど、宇奈月温泉と欅平を結ぶ黒部渓谷鉄道の写真で飾られている。電源開発と観光の両面で宇奈月温泉とは切っても切れない関係の鉄道だ。

入場券の表面。赤いアーチ鉄橋を渡る、黒部渓谷鉄道の列車の写真が大きく配置され、周囲を宇奈月温泉や開湯50周年のほか金沢鉄道管理局やDISCOVER JAPANなどの文字が取り巻いている。サイズは14.7×6.2cm。
入場券 表面(14.7 × 6.2 cm)

裏面には富山から宇奈月温泉を挟んで欅平までの鉄道路線図が掲載され、宇奈月温泉の簡単な説明が記されている。路線図には欅平から先にある、白馬岳や劔岳までの登山道まで載っているが、そこは気軽に立ち入れるような道のりではない。

入場券の裏面。左側に富山から黒部までの北陸本線と、富山から立山・宇奈月温泉までの富山地方鉄道、宇奈月温泉から欅平までの黒部渓谷鉄道の路線図が掲載されている。右側には宇奈月温泉のプロフィルと題して、宇奈月温泉の説明文が記されている。
入場券 裏面

開湯50周年で本券が発行されてからさらに50年が経過して、2023年(令和5年)には開湯100周年を迎えた宇奈月温泉。北陸指折りの温泉地として、黒部渓谷の玄関口として、いまも変わらず賑わっている。

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