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国鉄米子局1973年(昭和48年)
国鉄米子局1973年(昭和48年)

松江駅 旅行センター開設 記念入場券

島根県の代表駅であり、松江市の玄関口でもある松江駅は、明治時代からの長い歴史を刻む駅である。開業から65年目にあたる1973年(昭和48年)には、全国の主要駅で開設が進んでいた旅行センターがやってきた。本券はそれを記念して発行されたものである。

表面は開設日である6月25日の日付印が押された入場券に、大きな茅葺き屋根が目を引く竪穴住居の写真が添えられている。竪穴住居は地面を掘り下げて床としたところに屋根をかけた、縄文時代から古墳時代にかけて盛んに造られた建物だ。写真のそれは松江駅から南東に約5km、国府跡や古墳といった遺跡や歴史資料の保存活用を行う「島根県立八雲立つ風土記の丘」で、復元展示されているものである。

券面を飾るのが松江ならではの松江城・小泉八雲・宍道湖などではなく、竪穴住居なのがなんだか面白い。風土記の丘は前年に完成したばかりの施設だったので、目新しさに加えて宣伝も兼ねていたのかなと想像する。

入場券の表面 (15.8 × 6 cm)。
入場券 表面 (15.8 × 6 cm)

裏面は観光地の紹介として風土記の丘についての説明が記され、ついでのように松江温泉にも触れられている。

入場券の裏面。
入場券 裏面

発行から半世紀以上ともなると、券面で紹介されていた施設は様変わりしていることもめずらしくないが、風土記の丘は大きく変わることなく現在も存続している。竪穴住居も変わらぬ姿を見せているようである。

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