
1975年(昭和50年)3月10日、関西と北陸を結んでいた優等列車が、湖西線経由に変更されたことで米原を経由しなくなった。これにより所要時間は大幅に短縮されたが、東京・名古屋方面とを結ぶ東海道新幹線と米原で接続できなくなった。そこで新たに米原と北陸を結ぶ特急として「加越」が6往復新設された。
本券は「加越」の運転開始を記念して発行されたもので、表面は目的地である北陸地方の地図を背景にして、ひときわ目を引く加越号の大きな文字と、使用される485系電車の写真を載せた図案になっている。

裏面には設定された6往復すべての主要駅時刻表と編成表が掲載されている。

6往復で運転を開始した「加越」は国鉄末期には8往復にまで成長。JRになってからも東海道新幹線と北陸地方を結ぶ特急として活躍してきたが、2003年(平成15年)10月1日のダイヤ改正で、名古屋と富山を結んでいた特急「しらさぎ」に編入され、列車としては存続するものの愛称としては消滅した。

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