
糸魚川市は新潟県の最西端にあり富山県と接している。代表駅の糸魚川駅は1912年(大正元年)に、新潟側から伸びてきた信越線の駅として開業。翌年に富山側から伸びてきた北陸本線が接続してからは、北陸本線の駅として活動することになった。その後は大糸線の開業に電化や複線化といった発展を遂げながら、1972年(昭和47年)に開業60周年を迎えた。
それを記念して発行された本券の表面は、糸魚川駅開業60周年記念の文字に、神輿がぶつかり合う天津神社春大祭(糸魚川けんか祭り)と、長者ヶ原遺跡で発掘された火焔型土器の写真が配された図案になっている。

裏面には糸魚川駅の所在地や開業年月日といった概要に加えて、表面写真の糸魚川けんか祭りと、火焔型土器の説明が記されている。表裏のどちらも糸魚川で有名な親不知やヒスイに触れていないけど、当時の親不知は隣の青海町(後に合併)に属していたし、ヒスイもいまほど観光資源化されていなかったので、祭りと遺跡が妥当な選択だったのだろう。

開業60周年からの糸魚川駅は、国鉄からJRへの移行、橋上駅舎化、北陸新幹線開業、北陸本線の第三セクターへの移管など、大きな変化を経験しながら時を重ね続けている。あと数年で開業120周年だ。

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