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国鉄米子局1973年(昭和48年)
国鉄米子局1973年(昭和48年)

米子駅 旅行センター開設 記念入場券

鳥取県西部に位置する米子駅は、山陰本線・伯備線・境線の列車が行き交う要衝で、県内では鳥取駅に次ぐ利用者数を誇っている。1973年(昭和48年)6月25日には旅行センターが開設されていて、本券はそれを記念して発行されたものである。

表面は日本百名山のひとつ、伯耆富士とも呼ばれる鳥取県が誇る名峰、大山だいせんの写真で飾られている。米子駅のある米子市の山ではないが、秀麗な姿は市内各地から望むことができ、登山口のある大山寺に向かうバスが発着するなど、米子とは縁の深い山だ。

入場券の表面。全体が大山の写真で飾られている。ふもとには新緑、高いところには雪渓がある春の姿だ。写真には米子駅旅行センター開設記念入場券の文字が載せられている。サイズは15.8×6cm。
入場券 表面(15.8 × 6 cm)

裏面は観光地の紹介として大山と皆生温泉についての簡単な説明が記されている。大山までは米子駅下車バス50分、大山口駅下車バス35分、伯耆溝口駅下車バス25分となっている。

入場券の裏面。観光地の紹介と題して、大山と皆生温泉の説明が記されている。大山は「伯耆富士または出雲富士と呼ばれる中国地方随一の高峰(1,711m)で、春の新緑、夏の登山、秋の紅葉、冬のスキーと、四季を通じて親しまれている。」とあり、皆生温泉は「米子駅からバス15分のところに米子市の奥座敷、皆生温泉があり、日本海を前にした、海に湯が湧く温泉として知られ、大山の秀峰や、島根半島の眺めも格別である。」とある。
入場券 裏面

本券発行から半世紀以上となる現在、当時の米子駅舎は改築され、紹介されていたバス路線は運行本数が半分以下になったうえ、伯耆溝口駅からの路線は廃止されるなど、交通機関の周辺は大きく変化している。大山のほうも山上部で侵食や崩落が進行するなど、時の流れの影響を受けているが、ふもとから仰ぐ姿の美しさに変わりはない。

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