PR
国鉄天王寺局1971年(昭和46年)
国鉄天王寺局1971年(昭和46年)

白浜温泉 三段壁洞窟 観光エレベーター開業 記念入場券

紀伊半島でも有数の温泉地である白浜温泉は、飛鳥・奈良時代からの長い歴史を有し、有馬や道後と並ぶ日本三古湯のひとつに数えられている。白良浜・円月島・千畳敷など景勝地にも恵まれていて、そのひとつが三段壁さんだんべきと呼ばれる大岩壁だ。

三段壁は海から立ち上がる断崖絶壁で、長さは約2km、高さは50〜60mという規模を誇る。下部には押し寄せる荒波によって形成された海蝕洞窟が口を開けている。かつては近づくことさえ困難な立地で、熊野水軍の船隠し場だったとも云われる洞窟だが、1971年(昭和46年)1月2日にエレベーターが開業したことで、誰でも容易に立ち入ることが可能となった。本券はこのエレベーター開業を記念して発行されたものである。

表面は三段壁とそれを望む展望台のイラストになっている。肝心の洞窟やエレベーターの姿が見当たらず、観光エレベーター開業の文字も控えめなため、三段壁の観光記念入場券かと思うようなデザインだ。

入場券の表面 (10 × 5.8 cm)。
入場券 表面 (10 × 5.8 cm)

裏面には料金や所要時間といったエレベーターの概要が記されている。

入場券の裏面。
入場券 裏面

開業から半世紀以上が経過した現在も、エレベーターは変わらず営業していて、三段壁洞窟を見学することが可能だ。大きく変わったのは料金で、券面には200円とあるが現在は1,500円になっている。

コメントする