PR
国鉄静岡局1968年(昭和43年)
国鉄静岡局1968年(昭和43年)

御殿場線 全線電化 記念券

御殿場線は神奈川県の国府津と静岡県の沼津を結んでいる。両者の間には箱根の山々が立ちはだかり、長大トンネルの掘削が困難な明治時代の建設ということもあって、御殿場に大きく迂回する形で線路は敷かれている。それでもなお急勾配は避けられず、蒸気機関車が喘ぎながら歩む難所であったが、1968年(昭和43年)7月1日に全線が電化され、電車がさっそうと走り抜けるようになった。

本券は御殿場線の全線電化を記念して発行されたもので、表面には電化にともない投入された横須賀色の72系電車と、雪化粧した富士山のイラストが描かれている。主力として活躍したのは72系であったが、東海道本線からは113系や165系、小田急線からは3000形といった車両も乗り入れてきていた。

記念券の表面。サイズは15 × 6 cm。
記念券 表面 (15 × 6 cm)

裏面には電化区間や電化工事についての概要が記されている。

記念券の裏面。
記念券 裏面

券面を飾った72系電車は、新時代を迎えた御殿場線の主力であったが、新製されたものではなく他線区のお下がりであった。そのため11年後の1979年(昭和54年)には早くも姿を消している。以降はJR時代まで長く115系電車が活躍することになった。

コメントする